※写真は先日、派遣領域の管理側MGRラインとの会食時のものです。

インターナルコミュニケーションのヒントもあり、気づきの多い時間でした。

 

さて今週は、「主体性を持つ」ことは人を成長させていく上で極めて重要だ、という話をできたらと思います。

そこで、ベストセラーにもなっており、非常に具体的で読みやすい

「主体的に動く」からいくつか皆様に共有を。

 

この本では「被害者意識が企業を滅ぼす」と書かれており、一本のラインが成功を

分けると書かれています。イメージは以下

 

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【ライン上】

 行動に移す

 ▲

 解決策を導く

 ▲

 当事者意識を持つ

 ▲

 現実を見つめる

 

ーーーーーーーラインーーーーーーーーー

 

言い逃れをする、様子を見る、混乱する、自分の仕事ではない、

責任の押し付けあい、無視する、否定する。被害者意識を常にもっている。

 

【ライン下】

 

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私の好きな世界的な経営のアドバイザーラム・チャランも

「企業が失敗をする理由」という記事の中で、

「ずさんな判断の積み重ねによるもの」と書いており、

アカウンタビリティの欠如はどんな組織にも忍び寄る。

最初は正当な言い訳のような顔をして突然あらわれる。

それから自分以外を攻める攻撃的な人間が増え、最後には

それが組織風土となり、定着する。とも書いています。

 

さて、ではまずはライン下から。自分がライン下にいると気づくには?

被害者意識の悪循環から抜け出すにはどうすればよいか?

自分が被害者だと思い続ける限り、

・自分の責任に気づかないふりをしつづける

・自分の仕事ではないと言い張る

・他人のせいにする

・何をすべきかわからないと言って何もしない

・他人に支持を仰ぐ

・無理だと言い張る

・自分には落ち度がない

こういう事象がおこると言われているが、まずは以下のような状態に

なっていないかを見つめ直すことが大事ではないでしょうか。

 

・自分は身動きが取れない

・自分のコントロールが効かないと思うことが多い

・他人を責めることが多い

・出来ないことばかりに目を向けてしまう

・他人を伺う

・自分の力ではどうすることも出来ないと思っている

・自分では変えられないことについて話すことが多い(上司、会社等)

・上司や同僚の批判にエネルギーを注いでいる

・世の中を悲観的に見ている

・どうしようもない

・誰かが彼にいうはずだ、言わないと

・とりあえず様子を見るしか無い

・どうしてほしいのか教えて

・私だったらあんなふうにはしないが

 

ここにあげているものはアカウンタビリティの妨げになる。

要は、ライン下でよく起こる会話である。

自分自身に兆候がないか、そして周りの人間でそういった人間はいないか、

是非組織として指摘し合うようにしましょう。

 


さて、逆を言うと、

「アカウンタビリティを育む企業」は成功するということ。

なので、全員がラインの上で働き続ける会社でありたいですよね。

 

改めてアカウンタビリティの定義としてここで書かれているのは、

「現状を打破し、求める成果を達成するまで、自分が問題の当事者で

あると考え、自分の意志で主体的に行動しようとする意識。

すなわち、自分の意志で、現実を見つめ、問題に当事者として取り組み、

解決策を見出し、その解決策を実行しようとする意識」と書かれています。

 

そしてこれを進化させていくものが、

「ジョイントアカウンタビリティという考え方」だとのこと。

責任の共有という意味ですが、イメージは一つのボールを

落とさないように全員で守備をする感じ。

間にボールが落ちたときはみんなで飛びつく!みたいな感じですかね。

 

与えられた職務だけなく、組織としての目標達成も個人の責任の

一部だと各人が受け止められるようになれば、

通常業務を超えた部分にも責任を感じるようになる。

利益、お客様からのサービスリクエスト、情報の共有、

Projectの締切、コミュニケーション、企業成長に関係することに

対して一人ひとりが責任を感じるように働く。

 

こういう組織が作られれば「勝ち」ですよね。

 

 ライン下         ライン上

私のせいではない → 原因を見つけて改めよう

自分の仕事ではない→ 私達みんなの責任である

様子を見よう   → 解決策を考えて実行しよう

何をしたらいいか教えてほしい → 他に何が出来るか考えよう

私はできない   → 私は出来る、そして我々は出来る

 

改めてこの本は主体性が科学されている本なので興味がある人は

読んでみてください。面白いですよ。

 

さて、5月も残すところ半分です。

顧客視点、責任感、スピードを持ち、常に主体的に取り組み続ける

自信、謙虚さ、誇りを持ち、常にプロとして結果を出し続ける

 

皆でvalueを体現し、5月後半も頑張っていきましょう!

引き続き、頼みます!