6月も3週目。

今回は2点お話できればと思います。

 

 

■1点目

 

先日Conferenceに出ていて、生産性コンサルを行っている人の話を聞いて

たしかにそうだなと感じたことがありました。

 

SNS:チャットワーク、フェイスブックメッセ、Gmail、LINE、他

デバイス:自携帯、社用携帯、PC、アイパット

などなど仕事を効率にするという観点もあるが、逆にいうと気を散らせるツール満載という見方もある。

 

集中してメール文章を打っていたらメッセンジャーで通知が飛んで来る。

そっちを開いてしまう。LINEが立ち上がりそっちを開いてしまう、なんて経験ありませんか?

私もたまにオフィスを眺めたり、働いている社員を見たりしていると、携帯をいじっている

社員って意外と多かったりします。それが悪いというわけではなく、

以前と仕事の仕方が変わっているという見方もありますが…。

 

要は様々なツールが出来たことによって、実は仕事において非常に重要な

「集中力」というものが削がれ実は生産性が落ちているということが各事業部に

よって起こっている可能性があります。

 

「仕事をしている気になっている症候群」

 

ですね。

 

これを防ぐためには、

(事業部内、グループ内、チーム内、個人のルールとして)

・SNSのルールを決める(1日3回決まった時間しか見ないとか)

・デバイスを見るルールを決める(1時間に一度しか見ないとか)

などを行う。

 

です。是非7月頭にでも組織見直してみて下さい!

 

 

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●2点目

心理的安全性の確保について

 

心理的安全性とは、

他者の反応に怯えたり羞恥心を感じることなく、自然体の自分を

曝け出すことのできる環境や雰囲気のこと

 

この心理的安全性という言葉自体は以前から存在していましたが、

アメリカのGoogle Inc.(以下、グーグル社)が2012年から約4年もの

年月をかけて実施した大規模労働改革プロジェクト、プロジェクト

アリストテレス(Project Aristotle)や、その他の人事関連研究の成果

報告として『 心理的安全性は成功するチームの構築に最も重要なものである 』

と発表したことにより、大きな注目を集めました。

 

▼Googleが発表しているチームを成功へと導く5つの鍵

1 心理的安全性(Psychological safety)

…不安や恥ずかしさを感じることなくリスクある行動を取ることができるか

2 信頼性(Dependability)

…限りある時間を有効に使うため、互いに信頼して仕事を任せ合うことができるか

3 構造と明瞭さ(Structure & clarity)

…チーム目標や役割分担、実行計画は明瞭であるか

4 仕事の意味(Meaning of work)

…メンバー一人ひとりが自分に与えられた役割に対して意味を見出すことができるか

5 仕事のインパクト(Impact of work)

…自分の仕事が組織内や社会全体に対して影響力を持っていると感じられるか

 

チームを成功へと導く5つの鍵の1つとして心理的安全性の名前があげられていますが、

グーグル社はこの記事の中で『(成功するチームに含まれる単なる1要素ではなく)

心理的安全性はその他の4つの力を支える土台であり、チームの成功に最も重要な要素』

であると綴っています。

 

心理的安全性を確保すると、以下のようなメリットがあると言われています。

 

【主に組織側が享受できるメリット】

生産性の大幅な向上

ホウレンソウ(報告、連絡、相談)の徹底

成功や目標達成を阻む障害の排除

円滑なコミュニケーションによる作業効率の向上

各メンバーの積極的な活動参加

各メンバーの思考や将来ビジョンの明確化

人材の持つポテンシャルの最大化

学習する組織(チーム)の構築

イノベーションが生まれやすい環境の構築

建設的な議論を行える環境の構築

優秀な人材の流出や退職の抑制

 

【主に従業員やチームメンバーが享受できるメリット】

クオリティ・オブ・ライフ(Quality Of Life、QOL)の向上

メンタルヘルスケアの一環としての効果

最高のパフォーマンスを発揮できる職場環境の獲得

長期にわたって働きたいと思える職場環境の獲得

将来ビジョンを実現させるための人材育成計画を構築してもらえる

 

ということで、それぞれ「確かに!」と思った管理職関連メンバーは

是非自事業にて心がけて行動に移してみましょう。

 

 

6月も最終週となります。

最終週、ひとりひとりの活躍を期待しています!

 

※写真は先日大阪の事業責任者との会食時のものです。